第2部
第3章
ふぁ〜あ、よく寝た。さてと師匠を起こしに行くか。音をたてないよう細心の注意をはらいながらすぐ隣の師匠の部屋まで歩いて行った。キィィィ、ガチャン
「可愛い子ちゃ〜んまってぇ・・・グガー」師匠ったら、また・・・「師匠!朝ですよ!起きてください!」毛布をがばっと取り上げてそう叫んだ。「・・・み
、水をくれ・・・」やっぱり二日酔いか。ま、いっか。とりあえず水が入っている瓶をわたし、主人に樽を借りにいった。「師匠、いつものやりますよ?」笑み
をうかべながら僕は言った。「・・・ほぇ?」宿がだいぶ騒がしくなってきたころ朝食の途中にグレンがこっそり小声で話し掛けてきた。「なぁ、ジジイ、機嫌
悪い様だがどうしたんだ?」「ああ、二日酔いだったから樽いっぱいの水に顔を突っ込ませただけですよ」「なるほどな」「お前達何をしゃべっておる!それか
らグレン。例の場所への道案内をするやつの所まで一緒に旅をしてやる。ありがたく思え」「へいへい」「それとカイ、昼までには宿をでるから荷物をまとめて
おけ!」「はい」そう言って自分の部屋へ荷物をまとめにいった・・・「し、師匠〜、まだつかないんですか〜?」「後少しじゃ」その言葉はさっきからずーっ
と言い続けてるけどぜんぜん目的地が見えないんですけど・・・。「宿で師匠はたしか目的地はローラット連合とダイナ共和国連邦との国境の近くの村バートタ
ウンと言ってましたけどなんで街道を通っていかないんですか?」「この馬鹿のせいじゃ」グレンをにらみながら言った。「いや〜、わるいなぁ。依頼受けた時
どうも中央政府の監視員に見張られてたみたいで、ほらこんな物が配られちゃって」そう言いながら貼り紙を僕に渡してきた。そこにはグレンの顔写真と賞金額
が書かれた手配書だった。「ええっと、なになに。この者は反乱軍に依頼を受けた危険人物でありすべての国に混乱をもたらす可能性があるため、抹殺をここに
許可する。なお、この者を殺した者には賞金一億二千五百万ゼニーを与える!?そんなに!!やばいだろ!こんなに賞金額が高かったら賞金稼ぎが絶対襲ってく
るよ」「じゃから街道を通らずに向かっとるんじゃ!ほれ、見えてきたぞ」目の前にはきれいとはとうてい言えそうにもない村の姿が見えた。橋を渡ろうとした
時、フードを深くかぶった二人組が立ちはだかってきた。「君たち、ちょっと村に入りたいから退いてくれないかな」「魔導士グレンだな」「だったらどうする
」「しれたこと。命をいただくまで」「ハァ、めんどくせーんだけどな。ま、殺しゃしないから安心しなよ」そう言った瞬間グレンはすべてを見下し、すべてを
嘲笑うかのような笑みをうかべながら命文を唱えていた。『光に潜む黒き影、時の鎖に封じられた絶望よ、今こそ我のもとにはさんじ力をしめせ』命文を唱えた
瞬間グレンが右腕を二人に向け『漆黒の絶望!!』と叫んだと同時に暗黒をまとった巨大な黒騎士が出現し、二人に向けて巨大な剣を振り下ろした。そして二人
は衝撃波で吹き飛ばされ、全身を打ち付け、気絶した。第4章「さすがグレン殿。反乱軍の中でも上位の我らをこうもあっさりと倒されてしまうとは」二人の魔
導士の内の一人がそう言った。グレンが言うにはこの二人がサポーターらしい「まったくだ、『怨嗟の炎』の名もだてに持っているわけではないようだ」えんさ
のほのお?なんだそりゃ「なぁグレン。怨嗟の炎ってなんのこと」「ん?それはな、魔導士がもつ肩書きみたいなもんだ」「そしてその呼び名はグレンのも入れ
て現在八つある」・・・・・・・・・・・・・・・
第4章
「じゃあほかにどんな呼び名があるんですか」ゲインは煙管をふかしながら語りはじめた。「昔、この大陸にはじめて魔法を伝えた八人の魔導士がいた。それら
の名は時間がたつにつれ、忘れ去られてしまったが、八つの称号は今も使われておる。怨嗟の炎、斬殺の風、悲哀の光、瞬殺の雷、鉄壁の大地、怒濤の水、氷狼
の氷、混沌の闇。これらは現在存在する最強の魔導士につがれておる」話が終わった頃魔導士の一人が話し掛けてきた。「あのう、先程いい忘れましたが我々は
本部の場所は知りません」へ?今知らないって言ったの?「ですが、この村には我々以外にもサポーターはいます。彼らに頼めば教えてくれるでしょう」なんだ
、驚いて損した。「では村に行くとするかの」ゲインがそう言ったその時、『ドゴォォォン』な、なんだ?「む、村が!」誰かがそう叫んだ時、グレンは村へと
向かって走っていっていた。僕らが村に着いた時には村のあちこちで煙がたっており、道端には怪我人や死んだ人であふれかえっていた。「グ、グレン。これは
いったい」「中央政府の偵察兵に先回りされた。サポーターのほとんどがやられた」え!そ、それじゃ本部にはいけないんじゃ・・・「お前達以外のサポーター
の人数は」ゲインの問に二人の魔導士は動揺しながらも十六人と答えた。「よし。ならばすぐさま被害者の中から生き残った者達を探しだすのじゃ」その指示に
二人は黙って従った。数刻後魔導士の一人が報告しに来た。「残念ながら生き残ったのは三人、その内動ける状態の者は一人だけです」「そうか、ではその者を
連れてきてくれぬか」「はい」数分後、右目に包帯を巻き、背中には長い刀を背負っている男を連れてきた。「おぬしの名は」「アールと申します」「さっそく
で悪いが村が襲撃を受けたときの状況を話してくれ」
「襲撃を受ける直前私は仲間のサポーター〔生き残った二人のことです。〕と共に本部へと出立するために仲間が旅仕度をしている間、私か゛斥候として先に周
辺の安全調査をしていました。襲撃はあらかし゛め計画されていたらしく、サポーターが住む場所を中心に炎が上がっていました。しかし妙なことに私が周辺を
調査していたときにはあれた゛け大規模な炎をおこせるた゛けの人数がいた跡が残っていませんでした」
アールが話終えた後皆しは゛らく何もしゃべらずにいた。
「その襲撃を受けたときの炎は何色じゃたのじゃ」静寂を破るようにゲインがアールに尋ねた。「炎の色、ですか?見るものを凍り付かせるような銀色をしてい
たのをよく覚えています。いまでも思い出すだけで寒気がしますよ」
「ラ・ジールの仕業じゃな。奴と契約した封魔の使う炎の色は銀色、それに瞬時に現れ、そしてこれほどの力を持つのは奴しかいない」
パイプを呑みながらゲインは言った。の後誰も一言もしゃべらず、グレンがとりあえず今日は休もうと提案するまで誰も微動だにしなかった。
第5章
「ラ・ジールってあの最強の魔導師の一人なの?」
村の集会場から宿ヘと向かった後、カイは同室になったグレンに尋ねた。
「ああ、奴は八つの称号の一つ、悲哀の光の継承者だ」
ため息を着きながら答えた。
「あいつは昔から移動魔法を得意とする奴だったからな敵にまわすと厄介だな」
寝床に潜りながらグレンは答えた。
「ま、取りあえず今日はもう休もう」
そう言って明かりを消した。明かりを消した直後、村はずれの墓場にどこから現れたのか白髪の男が宿の明かりが消えるのを見ていた。
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